◆はじめに◆

◇有田町教育委員会では、社会教育事業の一つとして、小学校の高学年を対象にした「少年の集い」を実施しています。この「皿山なぜなぜ 有田陶磁史を歩く」はそのテキスト・ブックとして考えられたものです。
◇わが有田町は、かつて皿山とよばれ、すばらしい山河に抱かれながら、日本磁器のふるさととして、特殊な歴史と文化を育んでまいりました。その大筋が、この本によって明らかにされています。幸いにして、子供たちの目を郷土の歴史や文化に向けさせ、産土である郷土を愛する心を培うことに役立つならば、これほどうれしいことはありません。
◇今日、全国の地方自治体は、それぞれの特性に応じた、ふるさとづくり事業に取り組んでいます。有田町でも、十年ほど前から、藩政時代には「内山」と呼ばれた旧有田地区の街並みを保存し、併せて周辺の環境を整備する計画を進めております。きわめて課題の多い事業ですが、そのような時期に、ふるさと再発見を促す出版が思い立たれたことは、あながち偶然ではないと存じます。子どもたちだけでなく、広く社会人の方々にも、ご一読をお奨めする次第です。
平成元年九月一日
◇◇◇◇◇◇ 有田町町長 青 木 類 次 ◇◇◇◇◇◇

※編集発行 有田町教育委員会 初版1989年9月1日

Share on Facebook
Bookmark this on Yahoo Bookmark