昆虫食

中国や東南アジアに行くと、食材として昆虫がよく売られています。主なものはタガメ、ゲンゴロウ、バッタの類でしょうか。ゲンゴロウなどはエビに近いような味がします。昆虫ではありませんが、サソリ、クモ、ムカデも屋台ではよく売られています。熱帯地方の東南アジアでは昆虫も日本のものより大型で食べ応えがありそうです。虫の生命力や繁殖力を考えますと、生産性がかなり高い食べ物かもしれません。

もちろん日本でも昆虫を食べる文化はあります。年配の方でイナゴを食べたことがある人は多いと思いますし、長野県などでは蜂の子をはじめとした昆虫食が地方の食文化として息づいています。長野県は海がないことから、動物性タンパク質の不足分を補う上で貴重なタンパク源でもあったのでしょう。私も長野県にいた頃は食べていましたが、一般的には珍味の域を出ません。

昆虫を食べるというと、眉をひそめる人が多いと思いますが、エビやシャコもよく見ると昆虫によく似ていてグロテスクですし、ナマコなどに比べると昆虫の幼虫類はまだ小さくてかわいいようにも思えます。それでも海洋生物と違って、多くの場合、昆虫はやはり毛嫌いされるようです。決して食は味覚と栄養だけの問題ではなく、それぞれ長年の風土と文化によって培われたものだからでしょう。

昆虫食をシリーズで書こうかと思いましたが、不評を買いそうなのでやめておきます。

カンボジアのとある村にて

 

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