蒲生コレクション

有田町に新たな陶磁器コレクションが加わりました。東京在住の蒲生慎一郎さん(65)が内戦後のカンボジアに通って収集した陶磁器70点です。カンボジアで出土したものと伝えられています。多くは有田焼などの肥前磁器ですが、中国磁器も含まれています。

蒲生さんは今から40年以上前、学生の時に故三上次男先生の天狗谷窯跡の発掘調査にも参加されています。以来、陶磁器に関心をお持ちになり、世界中で陶磁器を収集されています。三上先生に同行されることも多かったそうです。

今回、有田町に寄贈しようと思われたきっかけの一つは東日本大震災だそうです。お住まいの東京の建物も大きく揺れ、貴重なコレクションの一部が破損してしまったため、陶磁器の「里帰り」を思いつかれたそうです。有田も地震の恐れがないわけではありませんが、東京よりはリスクは小さいでしょう。大事に保管していきたいと思います。

現在、蒲生コレクションは有田町歴史民俗資料館東館に隣接する有田焼参考館の収蔵庫で保管しています。佐賀県立九州陶磁文化館で展示中の柴田夫妻コレクション(主に日本国内向け製品)や蒲原コレクション(主にヨーロッパ向け製品)と合わせて、新たに東南アジア向けのコレクションとしてご覧いただきたいのですが、残念ながら、今のところ、常設できる施設がありません。ひとまず来年の今頃、このコレクションを中心とした企画展を開催し、お披露目したいと考えています。(野)

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