有田皿山の風物詩・石場相撲

11月18日(日)、当館に隣接する相撲場で、恒例の石場相撲が開催されました。この歴史を物語るものは、明治中ごろの記録「相撲請負契約証」が現存する資料としては最も古く、近隣の力自慢が集まって相撲が開催されたことがわかります。

その後、大正時代には佐世保海兵団から海軍の軍人が出場するようになり、そのころの賞品も有田焼がトロ箱一杯に貰えたので、こぞって参加者が集まってきたという話を聞いています。

もともとは泉山磁石場の山の神に奉納されるもので、有田焼の原点である泉山、その陶石の安全な産出、さらには末長い有田焼の繁栄も祈願しての奉納相撲でした。以前は11月15日、16日の二日間にわたって開催され、町内の工場や商店はお休みとなり、会場に弁当を持ち込み、酒を酌み交わしながら見物していたそうです。今もそうですが、この頃になると雪もちらつき、冷え込んできます。中には勝敗を巡って口論となり、それは露店で販売されていた紅白の「おこし」と共に、石場相撲の「名物」となっていたそうです。

最近は企業の参加も減少し、社会人や各区からの力士たちが15日に近い日曜日の午前中で取り組みを終えます。でも、相撲は格闘技でもあります。十分なけいこを積む時間もないとは思いますが、ぶつかりの音は迫力に満ちています。今年の一番の話題は、役場+新病院の混合力士による参加で、脳外科のお医者様の頑張りに女性たちの声援が一段と大きいように感じたのは気のせいでしょうか。ちなみにその先生が個人戦の優勝者でした。

石場相撲が終わると、有田皿山にも本格的な冬が訪れます。(尾)

石場相撲(平成24年11月18日)

                  

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