夜間開館とライトアップ

当館は白磁が丘公園の一角にあり、この周囲には桜やほうの木を始め、カエデやもみじなど一年を通じて自然豊かな環境にあります。これらの樹木は昭和32年ごろ、戦争によって国土が荒廃していたことから全国的に植樹が行われ、その一環で白磁が丘にも多くの樹木が植えられました。それから約60年近くが経過し、桜は近年樹勢が衰えたように感じますが、錦織りなすカエデやもみじは、今が絶好調!という感じで、年々色どりを増しています。

先週、秋の陶磁器祭りの期間中、23日と24日の二日間にわたり、午後8時まで夜間開館と周囲の紅葉のライトアップを行いました。この取り組みは平成20年から始めて今年で5年目です。その年、開館30年企画「守り抜かれた伝統」展を開催した折、有田町役場の有志から、館の周囲は紅葉がきれいだし、町の活性化のために職員としてできる事が何かないかと申し出がありました。じゃあ、ライトアップはどうかということになり、折角だから企画展開催中でもあり、その時間帯に開館しようと始めたのがきっかけでした。

その間、照明が足りないといっては走り回り、途中から足元を照らすために碗灯という透かしの入った焼物の中にろうそくを入れたものを借り受けたり、あるいは、毎月電気保安点検をお願いしている業者の方は、電気を引くコンセントが通常の方法では無理だというので毎回ボランティアで時間外の対応をしていただいています。このように多くの皆さまのご協力をいただいて続けてきましたが、休日に、しかもボランティアで夜遅くまでご協力をいただいている役場有志も高齢化?し、あるいは定年で退職したりと、段々と無理がきかない年齢になりつつあります。来館者には静謐な中に幽玄さえ感じる光景は大変好評なのですが、さて、一年後に又、挑戦する気力が残っているでしょうか…。(尾)

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