おんなの有田皿山さんぽ史

当館では、前回紹介した「皿山なぜなぜ-有田陶磁史を歩く」、「おんなの 有田皿山 さんぽ史」、「有田皿山写真館-近・現代を生きた女性たち」、「有田皿山遠景」の4冊を、通称‘皿山シリーズ’と呼んでいるのですが、今回は皿山シリーズ2冊目の「おんなの 有田皿山 さんぽ史」をご紹介します。

有田のやきものを支えた女性の役割については、残念ながらあまり現在に伝わっていません。この本は、そういった歴史に埋もれた皿山の「女性」にスポットを当てたいという思いで、有田皿山の歴史を、女性を執筆者として書きだした本で、「皿山なぜなぜ」の姉妹編となっています。実は執筆者だけでなく、写真撮影、編集、レイアウト、印字まで女性スタッフが担当し、さらには芥川賞作家村田喜代子さんの素晴らしいエッセイを巻頭に飾らせて頂くという徹底ぶりをみせた本でもあります。(但し、文章の校正や統括は唯一の男性である元館長が担当。)

内容は、有田の詩歌、有田皿山の風景、有田を支えた人物、窯場で働く女性や窯焼きの妻たちの姿、「やまのぼり」やおくんち、近・現代のやきもの流通や技術について、など様々な事柄にスポットをあて、女性ならではの視点や捉え方で書かれています。「皿山なぜなぜ」に引き続き、1つの項目につき見開き1ページで語るという構成は大変読みやすく、ページ下段には注、ページの隅の所にはちょっとしたこぼれ話などもあり、どこも見落とせない、ギュッと中身が詰まった1冊になっています。(永)

 

値段:1,570円

サイズ:A4版(210×297㎜)

販売場所:有田町歴史民俗資料館東館 有田陶磁美術館

Share on Facebook
Bookmark this on Yahoo Bookmark

コメントは受け付けていません。